山 行 報 告 【記 長谷川】
2006・10/8〜9   笛吹川東沢 釜の沢 東俣 M 長谷川、西澤、小俣、斉藤



乙女の滝 西のナメ沢 渡渉 魚止の滝 千畳のナメ



ご飯も出来たし、
カレーも出来たし
上流部を行く@ 上流部を行くA 上流部を行くB 上流部を行くC



【コースタイム】

〔8日〕
道の駅みとみ7:30→鶏冠谷出合8:10→釜の沢出合12:40→両門の滝14:00→迷い沢14:15→BP14:45


〔9日〕
BP8:15→源頭10:40〜11:05→甲武信小屋11:20→戸渡尾根分岐11:40〜12:30→道の駅みとみ2:30


〔8日〕
 「道の駅みとみ」で仮眠。荒天をもたらした低気圧は抜けたようだが風が強い。いつもの道を東沢に向かう。東沢に下りると思った以上に水量が多いので。すこし心配。

 鶏冠谷を過ぎたあたりで沢沿いの踏み後に入る。青兵衛沢も水が多い。ホラの貝をこえ山ノ神の先から沢に入る。東御築沢、乙女沢、奥乙女沢、東のナメ沢、西のナメ前沢、西のナメ沢といずれもスラブ滝を本流に落としているが水量が多い。

 沢の蛇行のたびに繰り返される渡渉も補助ロープを使ってどうにか越えていく。釜の沢出合前で大高捲きを強いられ懸垂で沢床に降りる。釜の沢に入るとすぐに魚止めの滝。右岸から簡単に越える。

 ここからナメ滝の連続となるが、水量が多く沢幅いっぱいに水が流れ、勢いも強いので足をすくわれそうだ。先行パーティーの女性が「キャー」という悲鳴とともに流されてきた。

 釜をひとつ乗り越えその下の釜でようやく止まった。安全のためブッシュとのコンタクトラインを登るようにする。千畳のナメも激流が走る。その上のスラブ滝も踏み跡を使って越える。ようやくゴーロ帯になり一安心。

 釜の大きな滝を高捲くと両門の滝につく。ここまで倍以上の時間がかかってしまったので、西俣はあきらめて東俣に入ることにする。迷い沢を越え、ゴーロ帯になったところで今日はとまりとする。

 薪もいっぱいあるし。早速テントを張って夕餉の支度にかかる。焚き火の炎が暮れかかる谷に穏やかなたたずみを醸し出し何かほっとする。さっそくビールで乾杯。沢が2度目のSさんの緊張も解けたようだ。

 焚き火でご飯とカレーをつくり楽しい語らいはつづく。


〔9日〕
 快晴、風も止んでいる。10時間も寝てしまい出発が遅くなってしまった。いつものことだが、ぬれた靴にぬれた装備をつける一瞬だけいやだ。ゴーロの谷をしばらく行くと40m4段滝。慎重に登り水師沢出合で休憩。

 水師沢には大きな滝が望める。ここには昔の指導票があった。私の持っている1/50000地図(昭和50年作成)には点線の道がちゃんと載っている。こんな古い地図を持ってきてはいけないのだ。

 沢は傾斜を増しナメの連続となり、木賊沢を右に分けるとすぐに源頭。甲武信小屋のポンプが設置してある。ここで沢支度を解き稜線へ。頂をちょっと白くした富士山が望める。

 後は戸渡尾根の急降下が待っている。



2段スラブ滝 スラブ滝を登る 源頭は秋の気配 紅葉 秋ですねー